マルチバンクと元UFC王者が提携、世界初トークン化スポーツ事業始動

マルチバンクグループと元UFC王者ハビブ・ヌルマゴメドフが、規制下での世界初トークン化スポーツ事業の立ち上げを発表した。

マルチバンクグループは25日、元UFC王者ハビブ・ヌルマゴメドフ氏と共同で、数十億ドル規模の合弁事業を開始することを明らかにした。

両者は、世界初となる規制下での「トークン化スポーツエコシステム」の構築を目指している。

公式発表によると、新たに設立される合弁会社「マルチバンク・ハビブLLC」は、グローバル金融・スポーツ・テクノロジーを融合した前例のないエコシステムの創出を目指すという。

同社はドバイを拠点とし、高級スポーツ施設の開発と実物資産のデジタル化を組み合わせた、世界規模のネットワーク構築を計画している。

規制準拠型トークン化スポーツ事業の始動

今回の提携は、金融・スポーツ・ブロックチェーン技術を法規制の枠組み内で統合する戦略的プロジェクトだ。

マルチバンクグループのナセル・タヘル会長の構想のもと、ハビブ・ヌルマゴメドフ氏のブランド価値を活用して展開される。

同社は、30の最先端ジム施設、トレーニングプラン、そして「イーグルFC」ブランドの開発・推進に関する独占的権利を獲得している。

ハビブ氏は公式声明で「私たちの合弁事業は、金融・スポーツ・テクノロジーを実物資産のトークン化で結びつける、世界初のグローバルエコシステムだ」と語った。

29戦無敗を誇る総合格闘技チャンピオンとしての彼の影響力はスポーツ界を超えており、この新たなエコシステムに信頼性と巨大なファン基盤をもたらすと期待されている。

この動きは、金融業界における暗号資産(仮想通貨)投資の新たな側面を示している。

MBGトークンが中核技術に

新エコシステムには3つの中核要素が組み込まれている。

1つ目は世界各地に展開予定の30の最先端「ハビブ・ジム」、2つ目は格闘技リーグ「イーグル・ファイティング・チャンピオンシップ(EFC)」、3つ目は世界初のアスリート向けトークン化プラットフォーム「ゲームプラン」だ。

これらは、スポーツの実績をデジタル資産として価値化する“新世代の実物資産”として機能する。

MBGトークンはこの仕組みの中心に位置し、エコシステム内でのすべての取引、体験、相互作用を支える基盤となる。

マルチバンクグループの公式サイトでは「ハビブの精神を象徴する規律こそが、世界初の実物資産担保型MBGトークンを推進する原動力だ」と強調し、統合型プラットフォームの一環として「ハビブMBG限定報酬」を提供するとしている。

ドバイはフィンテック分野の革新に積極的で、規制準拠型トークン化プロジェクトの理想的な拠点とされる。

多くのトークン化プロジェクトが法的グレーゾーンにある中で、今回の取り組みは伝統的金融機関の基準を満たしつつ、スポーツビジネスとデジタル資産技術を結びつける重要な一歩となる。

このプロジェクトで用いられるMBGトークンのようなデジタル資産は、広義の仮想通貨に含まれる。

仮想通貨市場のトレンドを正確に捉え、ビットコインをはじめとする主要銘柄の動向を継続的に追っています。Web3.0領域に特化したコンテンツ制作に長年携わり、専門的なテーマでも読者にとってわかりやすく、有益な情報をお届けします。

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